今や殆どの国で美術館や博物館が閉館してしまい、普段の楽しみが一つ消えてしまったという方も多いのではないでしょうか？ しかし、ヨーロッパではインスタグラム上で名画を再現するという、小洒落た大喜利のような動きが盛り上がっています。自宅にあるもので再現できれば、別に名画じゃなくてもいいかも知れません。似てなくてもいいのかも知れません。リンク先のアカウントには似てないけどユニークなのも沢山あって、見ているだけでも楽しめます。

最後に一つだけ、ハッシュタグに #tussenkunstenquarantaine と加えるのを忘れずに。

アムステルダム国立美術館が世界中の投稿をアーカイブ中
https://www.instagram.com/tussenkunstenquarantaine/
発端は4人のアート好きルームメイト
https://www.instagram.com/covidclassics/

美術館の音声ガイドなどを提供するアプリ「Smartify」が2020年配信予定の音声ガイドを無料で公開している。音声ガイドの他、アーティストの経歴や過去のアートワークをチェックして好きなものがあればコレクションすることもできる。まだ日本語版はないものの、見て楽しむだけでも十分すぎるコンテンツを誇っており、美術館アプリとしては最もダウンロードされている。

公式HP

https://smartify.org/

好きな絵を部屋の中のもので再現して#tussenkunstenquarantaineのタグとともにインスタグラムでシェアするなんていう楽しみ方も面白そうだ。

長い歴史を有し数多くの功績を残してきた、今でも世界のクラシック音楽界を牽引するドイツのベルリン・フィルが「デジタル・コンサートホール」を期間限定で公開しています。今ならユーザー登録をするだけで、航空券代とチケット代を合わせたらウン万円はするだろうという極上の音楽体験が無料でできてしまいます。限定公開の期間は未定なので、今のうちに是非体験してみてはいかがでしょうか。

https://www.digitalconcerthall.com/ja/concerts

ニューヨークは今、世界の中で最も感染者数の多い都市となりました。そんなニューヨークの舞台芸術の中心を担ってきたメトロポリタン歌劇場が毎日違ったオペラを配信してくれています。サイトの下部には一週間の予定も掲載されているので、気になる作品があるかどうかチェックしてみては？

https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-streams/week-4/

寄付も受け付けているそうなので、オペラやミュージカル、そしてメトロポリタン歌劇場がなくなってもらっては困る！という方は、支援もできます。

北京にある私設美術館「大木美術館（M WOODS）」がこれまでに同館で開催された展覧会をバーチャルで再現している。日本でも自粛ムードが続く中、どうぶつの森のバーチャル世界を通して友達と交流し、自宅で過ごす人が増えている。アンディ・ウォーホルなどの日本でも著名なアーティストの展覧会もバーチャルで開催中なので、一度訪れてみては？

美術手帖の記事

https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21688

大木美術館（M WOODS）のインスタグラム公式アカウント
https://www.instagram.com/m__woods/

19〜20世紀に活躍したチェコを代表する画家、イラストレーターのミュシャの線画がウェブサイトで公開されている。美しい女性を淡い色合いと曲線を多用して描かれた絵はキャラクターだけでなく、ゲームや漫画で描かれるファンタジーの世界観にも大きな影響を与えた。リンク先の「Colour your own Mucha」から線画をダウンロードできる。塗り絵としてだけでなく、子どもや家族と一緒に描いて、原画との比較をしてみるのも楽しかも知れない。

ミュシャ財団公式HP
http://www.muchafoundation.org/gallery/colour-your-own-mucha

完成した写真は写真共有SNS「Flickr」で共有もできる

https://www.flickr.com/groups/colouryourownmucha/pool/

オランダの画家、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの作品をコレクションの中心とするヴァン・ゴッホ美術館が塗り絵データを公開している。

ヴァン・ゴッホ美術館公式HP
https://vangoghmuseum.nl/en/whats-on/children-and-families/van-gogh-colouring-pages

ゴッホ独特の色彩や筆致を確認したい場合は、同サイト内で高解像度の作品画像を見ることもできる。

日本のポストロックバンドtoeが発起人となって日本各地にある小規模ライブハウスを支援するプロジェクトが始まった。支援したいライブハウスを検索し、ECサイトから支援したい金額を選ぶと、ライブハウスや金額に関わらず約70組のアーティストが提供した楽曲データを聴くことができる。期限は6月末日までとなっている。

このプロジェクトに賛同し、楽曲を提供したアーティストは公式HPからチェックすることができるが、かなり豪華なラインナップとなっている他、未発表曲やライブ音源などもあるためファンにはまたとないチャンスではないだろうか？

多くのライブハウスが経営の危機に瀕している中、足繁く通ったライブハウスがある人や、それが無くてもお気に入りのアーティストが名を連ねている人にとっては、支援だけでなく豪華な特典付きというのはかなり魅力的だろう。

公式HP
特設サイト「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」http://savelivehouse.com/

Twitterアカウント

https://twitter.com/unites_19