運動不足解消

今、この文章を自宅で読んでいる人も多いでしょう。新型コロナウイルスの影響でにいる時間が増えたことで、運動不足による悪影響が懸念されます。たとえば、今まで通勤や移動に伴う歩く行為が減ったり、ジムに通えなくなったことで運動時間が減ったり。健康的な生活を送るために心がけたいことや自宅でできる運動などをご紹介します。

狭い場所でもOK!手軽にできる運動

※ページ下部にデモンストレーション動画があります

特別な道具が要らない、その場で手軽にできるトレーニングを始めませんか。テレワーク業務の後、入浴の後など時間を決めて毎日のルーティンにすることで、筋力の低下を防ぎます。

痛みを感じる場合は、決して無理はしないでください 。


(1)上体おこし

仰向けに寝て、腕を胸の前で組み、膝を曲げた状態から頭を持ち上げ、お腹をのぞいてみましょう。腹直筋を使います。10回を目指しましょう。

(2)半身の捻転運動

両足を肩幅に開き、胸の前で腕を交差させて、両手で肩持ちましょう。そのまま上半身を左右にゆっくりひねりますこのとき、目線も一緒に動かしましょう。

往復10回、実施しましょう。

(3)膝関節の伸展運動

椅子に座った状態で、足を持ち上げ、膝をゆっくり伸ばしましょう。伸ばしたところで3秒キープ。その後、元に戻します。背中が丸くならないよう、気をつけて。

左右の足、どちらも5回を目指しましょう。

(4) スクワット

両足を肩幅よりやや広くして立つ。ゆっくりとお尻を後ろに引きながら膝を曲げ、ゆっくりと伸ばす。

床と太ももが平行になるところまで曲げると効果的なトレーニングになります。20回を目指しましょう。

(5)股関節の屈曲運動

立ったまま、太ももを出来るだけ高く、ゆっくり持ち上げて3秒キープ。その後、元に戻します。左右順番に5回ずつ。

転ばないように、不安な人はテーブルなどに手をかけて。

(6)足関節の背屈&底屈運動

壁に向かって立ち、身体を手で支えて、かかとを着けた状態でつま先を床から持ち上げる。ゆっくりと戻します

つづいて、つま先を着けた状態でゆっくりかかとを持ち上げます。そのあとゆっくりと戻します

どちらも10回ずつ行いましょう。


出展:厚生労働省 健康日本21(身体活動・運動 ) (回数などより詳細に改変してあります。)

ストレッチ

※ページ下部にデモンストレーション動画があります

日頃、運動習慣がない人におすすめしたいのが、すき間時間を使ったストレッチ。動きとしてはとっても簡単。それに、ストレッチは体の改善に加え、心のケアにも効果があると言われています。

パソコン仕事をする時間が増えると肩や腰が凝り固まってきてしまいます。午前・午後1回ずつ、5分間のストレッチ取り入れて、身体をほぐしましょう。

痛みを感じる場合は決して無理はしないでください。


(1)上半身のストレッチ

椅子に少し浅めに腰掛けます。両足をしっかり地面につけ、両手の指を組んで掌を天井に向けて、上半身をゆっくり反っていきましょう。

【POINT】目線も上に向けるとさらに効果的です!

(2)背中のストレッチ

椅子に少し浅めに腰掛けます。両手の指を組んで、大きなボールを抱えるように肩甲骨からぐーっと腕を前へ伸ばし、おへそをのぞき込むように背中を丸めます。

【POINT】伸ばすときには息を吐きましょう。声を出してふーっと長く吐くとよく伸びます。

(3)肩甲骨まわりのストレッチ

椅子に座ったまま、両肩を出来るだけ上に持ち上げて、5秒間キープしましょう。息を吐きながら、力を抜いてストンと下に落とします。3回、繰り返しましょう。

【POINT】肩を上げるときには首が前に出ないように気をつけましょう。

(4)首のストレッチ

首と肩の力を抜き、ゆっくりと首をまわします。反対向きにもまわしましょう。

【POINT】できるだけゆっくり、頭で大きな円を描くように行いましょう。

(5)腰のストレッチ

椅子に少し浅めに腰掛けて、しっかり足の裏を地面につけます。腕を胸の前で組んで、上半身をゆっくり捻ります。息を切らさずに、捻ったところで10秒キープしましょう。左右両方行います。

【POINT】ふだん足を組む癖があると、左右に差が出ます。苦手なほうをよりじっくり行いましょう。

出展:厚生労働省 東京ストレッチ物語 (回数などより詳細に改変してあります。)

手軽にできる運動:プロによるデモンストレーション

上記の運動のメニューについて、安全に効果的に行うことができるよう、プロの指導を動画で掲載しました。

(協力:真木伸一さん、明治大学ラグビー部トレーナー統括、一橋大学アメリカンフットボール部フィジカルコーディネーター、東京国立市のトレーニング施設Re-Vive経営)

ストレッチ:プロによるデモンストレーション

上記のストレッチについて、安全に効果的に行うことができるよう、プロの指導を動画で掲載しました。

(協力:井上かなえさん、一般社団法人フィジカル&ムーブメントトレーニング協会代表理事、下北沢のスタジオTORCH経営)

自分ではなかなか定期的な運動が難しい人へ

健康的テレワーク推進グループ

フェイスブックの公開グループです。平日の在宅勤務に合わせて、1日3回5分間の定期的な運動を、プロの運動指導者が交代で配信しています。エクササイズ動画はアーカイブされています。左は紹介映像です。(運営は寄付で成立しています。)

自衛隊からも効果的な体操が発信されています

運動不足が気になる方は、これをお試し下さい。真面目にやるとかなりキツイです。自衛隊体操は陸上自衛隊と航空自衛隊でやっているものです。海上自衛隊は海軍体操を元に作られた海上自衛隊体操をやっています。

勢いのある動作はけがにつながりやすいので、ご自身の体の状態と相談しながら安全に行ってください。

自衛隊体操

https://www.youtube.com/watch?v=-YKmdL9KXSo

海上自衛隊体操(第1体操)

https://otakei.otakuma.net/archives/2013121102.html

海上自衛隊体操の説明

https://otakei.otakuma.net/archives/2013121102.html

海軍体操(5分~9分)

https://www.youtube.com/watch?v=7klovbMaHdY  

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